▶ 検査をしてみたら腱板断裂でした
60代男性の患者様です。
4ヶ月前に家の用事で肩を使っていたら痛みが出て、腕が上がらなくなってきたそうです。
趣味で太極拳を習われているそうですが、演舞を通して出来なくなってきたということでした。
施術前は硬くなって上がりにくかった肩が、施術後は上がりやすくなっていますね。
痛みで緊張して力が入っていたため、肩周りの筋肉が硬くなっていました。
数回治療後、肩の可動域は良くなったのですが、腕を上げる時にまだ力が入りにくいということで、後日整形外科で検査をしてもらったところ、腱板断裂と診断されました。
腱板断裂とは肩を支えるための筋肉が部分的又は完全に断裂している状態です。
筋肉が断裂しているので、手術をしないと元のようには上がらないですが、この方は日常生活に支障がないということで、手術はされないということでした。
過去に転倒して腕を衝いたり、肩に重い負担がかかったりすると知らないうちに腱板が損傷していることもあります。
状態によっては問題なく動かせる場合もあるのですが、この方のように腕が上がらなくなってしまう場合もあります。
おかしいなと思ったらまずは検査を受けてみることも大事ですね。
ちなみにこの方、首の痛みも訴えておられましたが、そちらはすっかり良くなりました。
※施術効果には個人差があります。
■著者
慢性痛の根本改善アドバイザー 高瀬昌紀
高瀬整体院・鍼灸院 院長:施術実績50000人以上
■所有国家資格
柔道整復師:登録番号 第56442号・はり師:登録番号 第152351号・きゅう師:登録番号 第152068号