▶ 良い姿勢キープには座り方が大事です
60代女性の患者様です。
肩コリと腰痛を訴えて来院されました。
肩コリは、5年ほど前から特に原因もなく起こって、それ以来常に気になっているそうです。
腰痛は7年前に腰椎椎間板ヘルニアで歩けないほどの状態になったため、手術を受けました。
今までも、カイロプラクティックや整体・整骨院などでいろいろ治療を受けたのですが、受けたその時だけ楽になるだけであまり改善はしなかったようです。
施術はまず、DRT(背骨揺らし)整体と骨格矯正で背骨の動きと姿勢の歪みを調整してみました。
当院では、施術前後にゆがみの状態をチェックする三大指標検査というものをしていますが、この患者さまは施術後は指標も整うのですが、次回来た時にまた戻ってしまっています。
今まで治療を受けてもこのように戻ってしまっていたのですね。
これは日常生活の姿勢に問題があります。
施術で姿勢を調整しても、悪くなる姿勢を続けているとやはりすぐに戻ってしまいます。
そこで、座っている状態の姿勢をチェックしました。
左の写真では、背中はまっすぐ伸びているようですが良く見ると肩がかなり巻きこんでいます。
首も少し前に傾いていますね。
そして、右の写真が座り方の姿勢を整えてもらった後です。
肩の巻き込みが無くなり、首も真っすぐですね。
この姿勢をキープできれば肩コリになりにくいですし、施術の効果も長持ちします。
本人はこんなに胸を張るのとおっしゃっていましたが、写真で見るとその方がキレイですよね。
この方、今ではかなり巻き肩のクセも改善して、最近ではウォーキングも始めたそうです。
どんどん健康志向が高まっていますね。
今の行動が数ヶ月後の身体を作っていきます。
ウォーキングも最初はしんどいですがあきらめずに頑張って続けて下さい!
※施術効果には個人差があります。
■著者
慢性痛の根本改善アドバイザー 高瀬昌紀
高瀬整体院・鍼灸院 院長:施術実績50000人以上
■所有国家資格
柔道整復師:登録番号 第56442号・はり師:登録番号 第152351号・きゅう師:登録番号 第152068号